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“鳥取のソウルドリンク”白バラ牛乳の 生産者と消費者の想いをつなぐ取り組み

レトロでかわいらしい白いバラのイラストがシンボルマークの白バラ牛乳。鳥取県内では何十年にもわたって小中学校で提供され世代を継いで親しまれている鳥取県のソウルドリンクです。

この白バラ牛乳を生産処理販売しているのが大山乳業農業協同組合。鳥取県の酪農家で組織した専門農協で生産から処理販売まで一貫体制で行っています。2024年3月から大山乳業農業協同組合は白バラ牛乳や鳥取の酪農について知ってもらいたいとの思いから消費者交流イベント白バラみるくの学校を開校しました。

   

酪農家・生産者の“想い”はその場で一緒にいることで伝わることがあると思うんです

大山乳業農業協同組合 常務理事 徳丸 洋一さん

6月の白バラみるくの学校で学校長を務めた大山乳業農業協同組合の常務理事である徳丸洋一さんにお話をうかがいました。

徳丸さん

大山乳業農業協同組合は鳥取県内の酪農家でひとつの組織をつくり生産から処理・販売までを担っています。だからこそ酪農家と消費者のみなさんをつなぐ役割に力を入れたいと考えています。

 

白バラみるくの学校を通じて白バラ牛乳のおいしさ品質の良さや酪農家の想いを消費者のみなさんに届けていきます。またおいしかったよという消費者の声が酪農家にとっては一番嬉しいものです。組合の長期ビジョンにゆとりある酪農経営を掲げていますがここでいう“ゆとり”は経営的なゆとりももちろんですが酪農家をやっていてよかったなと日々の大変な作業の中でもやりがいいきがいを感じられるといった想いの面も含めています。

 

やっぱり“想い”ってその場で一緒にいることで伝わることがあると思うんです。そういう意味でも酪農家さんと消費者の方々がこうして直接交流できるイベントは積極的に実現していきたいですね

この地に続く酪農のやりがいを若い酪農家たちと一丸となって楽しく伝えたい

酪農家 前田 洋子さん陰山 仁美さん

現役の酪農家お2人による酪農や白バラ牛乳のおいしさの秘密についてのお話に加え自組合の生クリームを使用してバター作り体験を行いを使った食育活動を行いました。イベントの中では土日ミルクのクイズシートやポスターが使われました。

前田さん

わたしは平成元年から酪農に就労して酪農歴36年!7人の孫に囲まれて賑やかに暮らしてる。酪農始める前までは保育士をやっててね。0歳児を抱っこしていて辞めた次の日からいきなり600~700キロもある牛に囲まれることになったのは忘れられないね。

牛乳1本つくるにもひょいとできるもんじゃない。飼料も食べさせる草も一軒一軒違っていろんなことに心も労力も配ってやっと元気な牛からおいしい牛乳の原料生乳ができるんです。今の酪農の現状は大変だけどだからこそ私たち生産者が出ていって自信をもって牛乳の素晴らしさを伝えていかないとね

陰山さん

私は主に朝晩の搾乳を担当していて酪農歴は26年目になります。どうして酪農家に嫁いだかと聞かれると牛乳が好きだからと言うくらい牛乳が大好き。今は幼いころから牛が大好きだった次男と一緒に酪農に従事できているのが夢みたいで毎日楽しいです。

ぜひ牛乳をそのまま飲むだけじゃなくて料理に使ったりお菓子を作ったりしてどんどん食べてもらいたいですね。鮭やきのこと一緒にとったほうが栄養の吸収がいいとかそういうことも考えながら牛乳を使ってもらえるといいなと思ってます。

私はどんなことでも楽しくやることで人はついてくると考えています。酪農もやっぱり楽しくやろうっていつも考えてますね。土日ミルクでも楽しく牛乳を飲む方法が紹介してあり楽しみながら取り組めていいですよね

お子さんいろいろな体験ができて楽しかった!

お母さんもちろん家にも牛乳常備してますよ。私はコーヒーで割ったりして飲んでます。子どもは来年小学生になるので毎日白バラ牛乳ですね。自分も毎日牛乳を飲んで育ってきたので子どもたちの世代になってもそれは続いてほしいです

食べる飲むから“楽しむ”へ牛乳の魅力を伝えたい
酪農家さん含めて業界全体で盛り上げて私たちの生活には欠かせない存在であり続けたい

大山乳業農業協同組合 EC直販推進チーム 北野 夏帆さん
大山乳業農業協同組合 総合企画室 長谷川 尚之さん

白バラみるくの学校の企画・運営を担当している大山乳業農業協同組合の北野夏帆さん長谷川尚之さんにお話をうかがいました。

 

北野さん

鳥取県の小中学生は給食で毎日白バラ牛乳を飲んでいて“牛乳といえば白バラ”というのが当たり前。飲み慣れているからこそかえってそのおいしさに気づきにくいかもしれませんね

 

県外の方でも子どもはこれしか飲まないという声や鳥取の学生さんが県外に出て初めて白バラ牛乳のおいしさに気づいたという声を聞くと私たちがお届けする白バラ牛乳の素晴らしさを改めて感じありがたいと思います。

そのおいしさの向こうには酪農家さんの日々のがんばりや工場の品質向上の取り組みがある。そういった部分も消費者の皆さんに知っていただけたらなと思い白バラみるくの学校をはじめとしたイベントを企画しています

 

長谷川さん

私自身幼い頃から毎日飲んで慣れ親しんできた白バラ牛乳。大山乳業農業協同組合に入組してより愛着は強くなりました。

友人知人からも白バラのこの製品買ったよおいしかったよと声をかけてもらう機会が増えました。笑顔でそう言ってもらえるのが何より嬉しくて僕も笑顔になります。牛乳・乳製品にはおとなも子どももいろんな人を笑顔にするパワーがありますね

 

酪農家さんと消費者の交流の場にも!
牛乳試飲などイベントもりだくさんのみるく館フェスタ

白バラみるくの学校と同時開催の直売所イベントみるく館フェスタでは骨の健康チェックコーナーや白バラ製品の試食販売などが行われました。また土日ミルクの特設コーナーも。エサの展示や土日に牛乳を飲んでますか?のアンケートなど白バラ牛乳のパッケージの華やかさとも相まってわくわくする空間になりました。

 

北野さん

土日ミルクのキャンペーン素材はどれもポップでかわいいです。週末に牛乳・乳製品を飲むにはとただ説明するだけではなくてシールやふせんなどのアイテムを取り入れて小さなお子さんでも楽しんで学べるような工夫がされていますね。

 

牛乳は飲むだけでなく料理やお菓子に取り入れたりして幅広く楽しむことができます。イベント後のアンケートを見るとこんな使い方レシピが豊富にあるなんて知りませんでしたというコメントをよくいただくのでもっといろんな提案をしていきたいです。単に飲むもの食べるものというよりは“楽しむもの”として日常的に牛乳・乳製品を摂っていただいて多くの方の心と体を元気にしていきたいと願っています

長谷川さん

生産者の思いや牛乳のヒストリーを知ってもらうほか牛乳が苦手な方でも抹茶やコーヒーを加えたりアレンジレシピを取り入れたりといった提案で牛乳により親しんでもらうPRをしていきたいですね。

 

土日ミルクの取り組みは消費者のみなさんに牛乳・乳製品や酪農に関することを知っていただけるよいきっかけになると思います。この取り組みで酪農家さん含めて業界全体で盛り上げていくことでこれからも牛乳が私たちの生活には欠かせない存在であり続けたいと考えています。

 

お母さんこどもが酪農家さんとお話したいと言ってて今日直接お話できたことが良かった。土日ミルクって知らなかったけどわかりやすいしいい試みですね。

お母さんずっと白バラ牛乳で育ってきて県外に出たら売っていなくてびっくりしたんですよ。帰省するたびにやっぱり白バラ牛乳だなって思います

 

土日ミルクの取り組みはずっと続けてほしい。消費者のみなさんとお話出来る機会は嬉しい。

酪農家 山下 大介さん西山 敦子さん

山下さん

おいしい牛乳を365日変わらない品質で送りたいっていう思いで酪農をやっています。そのために飼料の生産も自分のところでがんばっていて今年も来年もずっと同じ品質の飼料で同じ品質の牛乳ができるように努力しています。

大山乳業農業協同組合は鳥取県内一組織の乳業団体で私たち生産者と製造サイドの距離が近くて意思疎通がスムーズなところが特徴ですね。だからおいしさや品質についても高い意識を互いにもっていられます。

子どもの減少とともに学校給食での牛乳提供が減っているなど今牛乳消費量が減少傾向にあるのは明らかです。子どももおとなも健康のために牛乳をもっと活用してほしいと思います。土日ミルクの取り組みはずっと続けてほしいですし大きなイベントだけでなくスーパーなどで草の根的な活動をしていくのも大切だと思います。僕たちもできることはなんでも知恵を出し合ってやっていきたいですね

西山さん

私は酪農家の娘なので生まれたときから牛も牛乳も当たり前にある生活。消費者のみなさんがスーパーや大山乳業の直売所で牛乳を買ってくださっておいしいよって言ってくださる姿を見るだけでも本当に嬉しいです。

長く牛を見てきましたけどずっと牛はかわいいです。牛乳ってチームで作るんですよ。栄養バランスの取れた飼料を作るお父さんがいて私はベッドメイキングをして牛が寝心地のいい環境を作ってあげる仕事。従業員のみんなは衛生的に搾乳をしてくれる。それにいい草を作るために畑仕事をする。こうやって多くの人がチームでかかわっておいしい牛乳ができるんです。

 

そうやってできた牛乳ですけど私たち生産者が直接消費者のみなさんの手に届けられる機会はそうそうないんですよ。だからこうやって生産者と消費者が直接会って顔を合わせて話ができる機会がとても嬉しくて。こういう機会をもっと増やしたいですね。土日ミルクの活動も今回初めて勉強しましたがこういう活動ももっともっと広がってほしいです

 

牛乳を飲んでくださるのは美味しさがあってのこと。白バラの花言葉私はあなたにふさわしいそんな牛乳をお届けしたい。

大山乳業農業協同組合 代表理事組合長 小前 孝夫さん

小前組合長

牛乳は神様が人間に与えてくれた完全なる食品と言われるように心身の成長や維持していくための栄養素がバランス良く含まれている食品です。このことから貴重な栄養源として学校給食にも取り入れられています。しかし現在では食料も豊富にありサプリメントなどからも手軽に必要な栄養を摂ることができるようになりました。その様な食料環境の中でも牛乳を飲んでくださるのは美味しさがあってのことだと思います。これからも飲み続けていただけるよう牛乳が好きだからお休みの日でも飲めるよう冷蔵庫に入れておいてと言ってくださるよう美味しい牛乳をお届けすることが酪農・乳業の使命です。組合員役職員の想いは共通であり白バラの花言葉私はあなたにふさわしいそんな牛乳をお届けしたいと思っています

 

酪農家も消費者も一堂に会して言葉を交わしながら牛乳・乳製品の魅力を知るイベントは活況のうちに幕をおろしました。大山乳業農業協同組合では今後も取り組みを通じて生産者と消費者の想いをつなげて酪農乳業の業界を盛り上げていきたいとのことでした。

  

今回のイベントにおける土日ミルク活用事例

こちらのイベントで使用された土日ミルクツールは無料で誰でもお使いいただけます。以下よりご参考ください。

https://donichi-milk.jp/industry/tools/