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子どもたちに酪農の価値と牛乳・乳製品のおいしさを届けたい! 体験型食育活動「わくわくモーモースクール」×「土日ミルク」

2024年12月愛知県豊橋市立磯辺小学校の4年生を対象に牛乳・酪農に関する出前授業わくわくモーモースクール土日ミルクとコラボして開催されました。

酪農家や乳業メーカーによる話と食育体験を通じて学校給食で飲んでいる牛乳を身近に感じてもらいながら土日ミルクをキーワードに給食のない日にも家庭で牛乳を飲む習慣もおすすめしていただきました。全国でも大人気のわくわくモーモースクールの当日の様子をレポートします。

わくわくモーモースクール酪農体験を通じて食への興味関心を高め命をいただく尊さを学ぶことで 酪農や牛乳・乳製品に対する理解を深めることを目的とした食育活動で全国各地で開催されています。今回は東海酪農業協同組合連合会愛知県酪農農業協同組合中央製乳株式会社の旗振りのもと酪農家や乳業メーカー小学校や学校給食協会などの教育関係者が協働で実施しました。

当日は地元の酪農家と乳業メーカーからの話を聞く座学愛知県産牛乳の飲み比べとバターづくり体験模擬牛による搾乳体験の学習が行われました。子どもたちは酪農家や乳業メーカーの食育授業を熱心に聞き入りぞれぞれの体験では和気あいあいと楽しみながら率直な疑問や質問を問いかけていました。

普段から牛乳を飲むことは
日本の豊かな食生活を守ることに繋がる

豊橋市立磯辺小学校 校長 稲田 恒久いなだ つねひさ先生

磯辺小学校では牛乳が好きという子どもたちが多いです。以前は乳業工場の見学にもよく行っていたのですがコロナ禍を経てなかなか実施できない状況が続いています。今回は食育出前授業が実現したいへんありがたいです。

子どもたちは日常的に給食で牛乳を飲み慣れ親しんでいます。牛乳をしっかり消費することで酪農や乳業を維持することができるわけです。それは子どもたちが大好きなアイスクリームやケーキもずっと食べられること日本の豊かな食生活を守ることに繋がると考えています。

個人的にも牛乳・乳製品や牧場見学は大好きです。妻はフランスに留学していた経験から乳製品を料理に取り入れるのが上手でミネストローネに生クリームを添えてくれたりもしますよ。


わくわくモーモースクール酪農家・渡邉宏さんうららかふぁーむのお話からスタート。渡邉さんの優しくおおらかな話ぶりに子どもたちはたちまち引き込まれ出題されたクイズには声を挙げて参加していました。

渡邉さんホルスタイン種という白黒の牛さん1頭から1日どれくらいの牛乳がとれるでしょうか?

児童1リットル!2リットル!6リットル!10リットル!……

渡邉さんみんないい線いってるね。実はみんなが飲んでいる200ミリリットルの牛乳これが200本分とれます

児童えええーーーー!!

 

続いてうららかふぁーむの片さんからは絵本いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日の読み聞かせです。牛を肉にするために働く食肉センターの坂本さんのお話です。牛への愛情やみんなが食べる肉をつくるために牛の命をいただくことについて子どもたちがしんと聞き入る時間が流れていました。

子どもたちの反応が日頃の仕事のモチベーションに

うららかふぁーむ株式会社 

代表取締役 渡邉 宏わたなべ ひろしさん

片 光かた ひかるさん

渡邉さんうららかふぁーむ株式会社 代表取締役

今回初めての参加でしたが子どもたちの反応がとてもよくてお話をしに来てよかったなと嬉しく思います。仕事のモチベーションにも繋がりました。

僕自身は実家が酪農家で家に牛乳があるのは当たり前という環境でした。一般的な家庭では牛乳が家にないところもあるという話を聞いてびっくりしたくらいです。土日ミルクの活動でもっと多くの家庭で日頃から牛乳を飲むきっかけができたらいいなと思います。こういった活動は今後もぜひ参加していきたいです。


牛から牛乳やお肉をいただく話に続いて中央製乳株式会社の杉浦さんから酪農家から生乳を受け取り牛乳・乳製品を一般生活者の元へ届けるミルクサプライチェーンのお話がありました。

酪農家さんから生乳を集め高度な技術で品質を安定させ安心・安全な状態で出荷するまでの工程をわかりやすく説明。磯辺小学校の給食用牛乳は1年ほど前から牛乳のパッケージが瓶から紙パックへ変更になってから飲み残しが減ったというお話もありました。お話の最後には学校給食で牛乳を飲んでもらいながらお休みの日にもお家でコップ1杯の牛乳を飲みましょう土日ミルクのメッセージについても紹介されました。


牛乳・乳製品がどうやってつくられるのか学んだあとは牛乳の飲み比べ体験へ。地元・中央製乳が製造する豊橋市の酪農家限定のんほい牛乳と渥美半島田原地区の酪農家限定どうまい牛乳ふたつの銘柄を用意して子どもたちに飲み比べしてもらいました。

同じ愛知県内の牛乳でも生産地が異なると味や風味に違いを感じます。中央製乳の杉浦さんから育った環境や食べもの水によっても牛乳の味は変わるんですよと聞いた子どもたちは納得の声をあげていました。

会場には中央製乳のオリジナルキャラクター”牛田のんちゃん”が登場!着ぐるみの中の人はなんと販売部の草柳朋部長。子どもたちに大人気で登場ごとに囲まれて大盛り上がりでした。

体験を通じてミルクの奥深さを知ってもらうことも
乳業メーカーの使命

中央製乳株式会社

中央取締役 統括販売部長 中村 浩章なかむら ひろあきさん

販売部 部長 草柳 朋くさやなぎ ともさん

販売部販売課 課長補佐 杉浦 みゆきすぎうら みゆきさん

杉浦さん中央製乳株式会社 販売部販売課 課長補佐

子どもたちにとっては給食などで普段なにげなく飲んでいる牛乳ですが牛乳ができるまでの背景や産地が違うとこんなに味が違うということを飲み比べで知ってもらうなど食育体験を通じて牛乳・乳製品の奥深さを感じてもらいたいです。乳業メーカーとして製品をお届けするのはもちろんですが牛乳・乳製品をより知ってもらうことも使命だと考えています。

当社では工場見学も受け入れていましてその際には土日ミルクのシールやリーフレットもあわせて配っています。見学のときにはシールを透明のカップに貼って使い方を見せたりしていますよ。土日ミルクのグッズは柔らかいイメージでどれもかわいいですよね。レシピ提案が豊富なのも良いと思います。白い牛乳をシンプルに飲むのに加えていろいろなミルク消費の推進に活用できます。土日ミルクがもっと広がって酪農乳業界全体が盛りあがっていくといいですよね。


最後の体験学習はバターづくり体験そして牛の模型を使った搾乳体験です。

児童カップを振るのは大変だったけどたのしかった!ミルクの味がしておいしい!

杉浦さんお家に帰ったらもう一度チャレンジしてお母さんお父さんおじいちゃんおばあちゃんにも食べさせてあげてくださいね

児童すごく力をつかうって知らなかった!30秒で200ミリリットル搾るって聞いたけど全然とれなかった。乳搾りの大変さを知って酪農家さんってすごい人なんだって思った!


酪農と牛乳・乳製品の食育に関する充実したプログラムを体験した子どもたち。きらきらと目を輝かせて取り組んでいました。

最後に今回のわくわくモーモースクール×土日ミルクチームの皆さんにお話をうかがいました。

学校での食育に土日ミルクをセットにして
より効果的に啓発活動を

東海酪農業協同組合連合会 専務理事 永井 清ながい きよしさん

これまでわくわくモーモースクールを通じて酪農と牛乳の価値を伝えていく活動を続けている中課題を感じていたのは学校給食で牛乳を飲む機会は年間の約半分しかなく土日や長期の休みにも飲んでもらう工夫が必要だということでした。そんなときに土日ミルクを知りわくわくモーモースクールの活動とセットにしたら非常に効果的だなと思いました。シールやリーフレットなどそのまま活用できる資材も充実していて連携がしやすいところもポイントでした。

今後はわくわくモーモースクール×土日ミルクに加えてさらに牛乳消費の促進活動に取り組んでいきたいと考えています。乳量が増える冬場に向けて終業式や始業式で牛乳を無償提供するアイデアや給食の食材として安価で提供する提案なども検討しています。学校関係者とも協議してより良い形で啓発活動を広げていきたいですね。

東海酪農業協同組合連合会では土日ミルクのスタッフジャンパーを作成!全国初の土日ミルクジャンパーです。

永井さんスタッフみんなでお揃いのジャンパーを着たほうが一体感が出るなと。子どもたちもジャンパーを見て興味を持ってこれは何?と聞いてきてくれてそこから土日ミルクの話に広げることができるんですよ

親子で牛乳の良さを知っていただく機会を
増やしていきたい

愛知県酪農農業協同組合 参事 倉地 直之くらち なおゆきさん

愛知県におけるわくわくモーモースクールはもともと産地や季節によって牛乳の風味は違うということを広く知っていただくために始めました。続けていくうちに内容も協力いただける方も広がっていって今は酪農家さん乳業メーカーさんの協力を得て一緒に活動しています。お子さんに牛乳のことをもっと知ってもらうことも大切ですしその親御さんにも啓発活動を続けていくことが大事だと考えています。小学校に協力をいただいて行っているわくわくモーモースクールですが今後は親御さんも対象にした活動も広げていきたいですね。

普段なにげなく食べているものの
おいしさや背景について気づきを与えたい

公益財団法人 豊橋市立学校給食協会 山田 純子やまだ じゅんこさん

私たちは子どもたちが食べている給食の食材を検品し納めることを仕事にしています。普段意識することのない食材のもともとの姿や生産の過程を子どもたちにも知ってもらいたいという思いから牛乳・乳製品や農作物をテーマに出前授業を行っています。

 

私たちの活動は学校が舞台になりますがどの講座でも最後にお家の方にも今日はこういうことをやったんだよとお話してねと伝えています。例えばバターづくり体験のあとに親子で一緒にスーパーに行けばまたやってみたいから生クリーム買って!と会話が広がりますよね。そこから親御さんもバターって生クリームを使って子どもと一緒につくれるのかと改めて気づきます。そうやって身近な生活の中でも新たな気づきが生まれることが食育では大切。今後も子どもたちそして家庭に浸透する出前授業を継続していきたいと考えています。

子どもたちに学校でも家庭でも
牛乳を楽しんでもらいたい

森永乳業株式会社 調達本部 酪農部 中部酪農事務所長 尾木 滋おぎ しげるさん

森永乳業株式会社 調達本部 酪農部 中部酪農事務所 リーダー 平塚 絵梨子ひらつか えりこさん

尾木さん森永乳業株式会社 調達本部 酪農部 中部酪農事務所長

未来を担う子どもたちに牛乳のおいしさや価値を知ってもらいたいという気持ちは生産者もメーカーも同じです。コロナ禍で中断していた活動に参加できてとても嬉しく思います。

平塚さん森永乳業株式会社 調達本部 酪農部 中部酪農事務所 リーダー

わくわくモーモースクール土日ミルクのメッセージ性が加わったことで学校牛乳の飲み残しについてだけでなく学校給食がない日もおうちで牛乳飲んでねと伝えることができました。土日ミルクとのコラボによって子供たちに牛乳を飲むことをより促進できたのではないかと思います。


わくわくモーモースクール×土日ミルクを通じて子どもたちは酪農家・乳業メーカーのお仕事や牛乳の風味やバターについて楽しみながら様々な気づきを得ていたように思います。土日ミルクのロゴを活用しながら関係者がそのメッセージを伝えて一体感ある1つのチームで小学校における理解醸成活動を成功させていました。

土日ミルクロゴはこちらからダウンロード!

日本初土日ミルクスタッフジャンパーに使われた土日ミルクのロゴは無料で誰でもダウンロード・活用いただけます。以下よりご参考ください。

https://donichi-milk.jp/industry/downloads/dairy/

土日ミルクイベントツールはこちらからダウンロード!

土日ミルクのイベントツールは無料で誰でもお使いいただけます。以下よりご参考ください
https://donichi-milk.jp/industry/tools/