子どもたちに酪農の価値と牛乳・乳製品のおいしさを届けたい! 体験型食育活動「わくわくモーモースクール」×「土日ミルク」
牛乳・酪農に関する出前授業「わくわくモーモースクール」が「土日ミルク」とコラボして開催。具体的な土日ミルク活用事例と関係者の声をお届けします。
Interview2025.03.03「土日ミルク」ではイベント等で活用できるツールと印刷データ、ロゴを提供しています。この記事では、「晴れの国」岡山県の岡山県酪農乳業協会・おかやま酪農業協同組合が主催し、毎年約1万人以上を動員するイベント『おかやまミルクフェア』での、具体的な土日ミルク活用事例と主催者の声をお届けします。
告知のチラシや会場内の看板など、いたるところで「土日ミルク」のロゴを見つけることができました。イベント当日は晴天。青色と赤色のロゴが青空にマッチしています。さすが晴れの国 岡山。天晴れです!
会場にはさまざまな出店者がブースを出していました。各所に土日ミルクのロゴが見えてきました。
10時のオープンとともに、あっという間に長蛇の列ができたブースを発見!中国生乳販売農業協同組合連合会、カルピス株式会社、オハヨー乳業株式会社がコラボ展開したブースです。ここでは、地元の乳業メーカーであるオハヨー乳業の牛乳を使った「カルピス®牛乳割り」を提供していました。大好評につき即完売!酪農乳業の一体感も打ち出しているコラボ出展です。
中国生乳販売農業協同組合連合会、カルピス株式会社、オハヨー乳業株式会社、おかやま酪農業協同組合の皆さま
学校給食は一年間に約180日しかなく、半分以上はお休みです。一方、生乳は毎日生産されるものです。ぜひ、学校のない休日にもご家庭で牛乳を飲んでもらいたいという想いがありました。
そんな中、2年ほど前に「土日ミルク」という言葉を初めて耳にしたときには「ええ取り組みじゃな」と思いました。最近では私自身が前に出て、多くの方に向けてお話しすることが増えています。その機会には「土日ミルク」を発信していき、皆さんに休日にも楽しく牛乳を飲んでもらいたいと考えています。
おかやまミルクフェアは、毎年約1万人を超えるイベントに成長し、来場してくださっています。お客さま、協力してくださる酪農乳業関係者の皆さんには本当に感謝しています。生産者としてはなかなか消費者と関わる機会がないので、ここでいろんな人の声を聞くことができて嬉しいです。
今後も、安全・安心な牛乳を、この西日本に責任をもって供給していきますので、ぜひ、安心して飲んでもらいたいと思います。
岡山の女性酪農家さんたちがいるブースを覗いてみると、酪農家の皆さんが手作りした愛情たっぷりの「みるく餅」とともに、Jミルクが年末年始に実施しているSNS企画「#私のミルク鍋」の案内チラシが配布されていました。
土日ミルクのリーフレットも含め、デザインが可愛いなあと思って配っていました。わたしたち酪農家はいつも、子どもも大人も、いろんな人に毎日牛乳を飲んでもらいたいと思っています。飲んでもらえるとありがたいのと同時に、牛にも感謝しています。
自分の牧場で搾った牛乳やアイスクリームを「おいしい」と言ってもらえることが一番嬉しいですが、最近は、来てくれた子どもたちが「帰りたくない」「また来たい」と牛さんから離れなかったりして、そんな様子を見ても心から幸せな気持ちになりますね。
わたしは、インスタントコーヒーに牛乳を入れるだけのコーヒー牛乳を毎日飲んでいます。気軽にできる”混ぜ飲み”がいいですよね!今度は、土日ミルクのリーフレットに掲載されている「牛乳+トマトケチャップ」のレシピを試してみたいなと思ってます。ちなみに、牛乳とオリゴ糖とレモン汁を混ぜると”飲むヨーグルト”みたいになるのもおいしくて、夏にはぴったりですよ。
ミルク鍋はかなり簡単でおすすめです!味噌と牛乳の相性がいいんです。普段のお味噌汁に牛乳を足すだけでも本当においしいんです。ぜひ試してください!
「こどもが牛乳好き!と言うので、家族でたくさん飲んだり食べたりしてます!」「おいし~!アイスちゅめた~い」
それでは、おかやまミルクフェアのコンテンツを覗いてみましょう。
受付で謎解きクイズに参加できるマップを配布。会場の各所にある看板に謎解きとなる文字がちりばめられていて、それを見つけてマップの該当する場所に文字を埋めていくと、あるミッションが完成する、という仕掛けになっていました。
さっそく謎解きスタート!辿っていく道中には酪農のことを深く学べるポスターや、模擬牛による搾乳体験ができるコーナーも。
文字を集めていくと次第に見えてきた「どにちミルク」の文字…完成した暗号を読むと「ミルクのおうかんをつけたひとにどにちみるくといおう」というミッションが現れました!
ミルクの王冠をつけた人を探してみると……いました!ミルクの王冠をかぶった謎の人!声をかけると近くの建物へと誘われました。中に入ってみると、こんな動画を見ることができました。
大きな白い塊…これ、実は牛さんが食べる牧草なんです。開封前は白いカバーがかかっているのですが、子どもたちが自由にお絵描きしていました。
さらに奥には、土日ミルクのロゴマークをかたどった紙とカラフルなペンがおかれた空間が……。覗いてみると、たくさんのカラフルなPOPが作られていました!土日ミルクフェスで実施している”ミルクサプライチェーンの職業体験”の一つ「販売員編「牛乳売り場のPOP制作」のイベントツールを活用されてました。
近くでは、実際のお仕事で使われているトラクターも展示されていました!大きいですね!
「実は牛乳は苦手なんだけど、アイスとかシチューは大好き!」
小橋さん
都会に住んでいると、食べ物がどのようにつくられているのか、なかなかわかりづらいので、実際の生産現場も見てもらいたいなと思っています。おかやまミルクフェアのような一般向けイベントは、モチベーションが上がりますね。牛乳が好きな方々が集まっているので嬉しく思いますし、日ごろの活動の「答え合わせ」や「心の充電」ができているなあと思っています。
中村さん
僕はこういった場でミルクのサプライチェーンについても知っていただきたいですね。牛乳・乳製品にはさまざまな人が関わっているということを感じてもらいたいです。酪農家として毎日牛のことをばかり考えている中で、イベントを通して生産者の顔が見えてくると、「ああ、こうやって飲まれているんだな」と肌でわかり、自身の仕事も振り返ることができますね。基本的な酪農のことについて知ってもらうような、地道に見えるけどとても大事な情報の発信を頑張っていきたいです。
小橋さん
酪農を知ってもらおうとすると、生産者や企業にスポットライトが当たりがちです。土日ミルクのように、酪農の価値を高める活動をしている人や団体にもっとスポットライトを当てていきたいと思っています。僕が取材したいです!(実際に、当日Jミルクは音声ラジオのサプライズ取材を受けました)
おからく青年部の皆さま
酪農現場のドキュメンタリーを通して牛乳の価値を高める小橋さんの発信はこちら!
https://lit.link/nyukatu
賑わう会場に大人が集まるブースが!こちらは「骨密度測定」ができるブースでした。一見、子ども向けのイベントのように見えますが、大人も参加できるコンテンツがあるのは良いですね。
そしてその隣には、土日ミルクフェスで実施していた職業体験として、学校栄養士編「ミルクのケビンと学ぼう」が!この動画は、学校栄養士のお仕事について学べるほか、学校給食や牛乳・乳製品の栄養などについて学べるQ&A付の動画コンテンツです。骨密度測定とセットで、大人と子どもが一緒に学べるブースとなっていました。
『おかやまミルクフェア』は生産者と消費者の皆さんがつながることができる貴重な場です。来場者の皆さんが牛乳に関心を持ってくれて、おいしそうに牛乳を飲む顔を直接見ることができるのがなによりの喜びですね。また、牛乳がどのように作られているのか、生産現場から消費者へどのようにつながっていくのか、理解を深める場になってほしいと考えています。
私たちは「日本ではコメと並んで重要な健康食品である牛乳を生産している」という自覚を持って出荷をしています。酪農は牛に愛情を注げば注ぐほど、必ず大きな成果につながる産業だと感じています。酪農家の皆さんには、「安全安心な生乳を生産している」という誇りをもってほしいですし、ミルクフェアでの交流がその思いを支える一助になれば嬉しく思います。
消費者の皆さんにはぜひ、毎日牛乳を楽しんでほしいと考えています。「土日ミルク」の取り組みもそれを後押しする取り組みですね。特に育ち盛りの小中学生の年代では、「土日に牛乳を飲む」ことが「毎日飲む」ことにつながります。給食では1パックの牛乳を「飲む」のが基本ですが、ご家庭では料理にも使って牛乳を「食べる」ことにもチャレンジしてもらいたいです。
会場にはたくさんの笑顔が集まっていました。来場者の皆さんに楽しんでいただいて笑顔が生まれ、それを見て、おかやまミルクフェアを支える酪農家や乳業メーカー、各団体の皆さんにも笑顔が伝播します。毎年大人気というこのイベントで、土日ミルクのツールを活用いただき、「土日ミルク」を“愛言葉”に、牛乳への“愛”がますます広がりました。
おかやま酪農業協同組合
右から二人目:参事 小椋 孝史(おぐら たかし)さん
中央:事業本部 本部長 本城 宏史(ほんじょう ひろし)さん
右:事業本部 生乳課 課長 保田 徹(やすだ とおる)さん
左から2人目:事業本部 生乳課 課長補佐 森中 友美(もりなか ともみ)さん
左:事業本部 生乳課 林田 春香(はやしだ はるか)さん
保田さん
『おかやまミルクフェア』は年に一度の大きなイベントです。少しでも消費者の方に理解を深めてもらいたいという思いが一番強いですが、何より楽しんでもらいたいと思っています。
ミルクフェアは例年、11月の土曜日に開催していて、家族連れの割合が高いイベントです。「土日ミルク」の取り組みはイベントの趣旨にもぴったりで、ぜひ活用したいと考えました。シンプルなロゴでキャッチコピーもわかりやすいですよね。前々回、2023年には「土日ミルク」を酪農ナゾトキの答えにしました。ロゴをテントのサイズまで引き伸ばして、ゴールの目印として採用。たくさんの子どもたちの目に触れたはずです。ミルクフェアだけでなく、毎年開催している『牛乳大好き!絵画コンクール』への参加賞や、理解醸成活動の際のグッズにも使用しました。子ども達にも好評で、大人と子どもの距離をグッと縮めてくれるツールだと感じています。
これからも岡山県の酪農家のみなさんが一日でも長く酪農を続けられるよう、より積極的に理解醸成に努めます。岡山から、生産者を先頭にみんなで頑張っている姿をお届けして、酪農の業界に携わる皆さんを少しでも元気にできればと思っています。
土日ミルクロゴは無料で誰でもお使いいただけます。以下よりご参考ください。
https://donichi-milk.jp/industry/downloads/dairy/
土日ミルクのイベントツールは無料で誰でもお使いいただけます。以下よりご参考ください。
https://donichi-milk.jp/industry/tools/